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輸入リノベーションの本質|経年美化する「本物の輸入建材」と国産新建材の決定的な違い

日本の住宅展示場やメーカーのショールームを訪れた際、こんな違和感を抱いたことはないでしょうか?

 

「傷がつかない」「汚れにくい」「お手入れ簡単」。
機能性を謳う言葉は並んでいるけれど、どこか無機質で、プラスチックのような質感ばかりが目につく——。

 

私たちBETTER HOME(ベターホーム)にご相談にいらっしゃるお客様の多くは、そんな「ピカピカだけれど、ときめかない空間」に物足りなさを感じておられます。
今回は、なぜ私たちが施工の手間やコストがかかっても、輸入住宅ならではの「本物の建材」にこだわり続けるのか。その理由を、「経年美化(Patina)」という視点からお話しします。

 

 

「経年劣化」する日本の家、「経年美化」する輸入住宅
日本の一般的なリフォームや新築住宅に使われている建材の多くは、工場で大量生産された「新建材」です。
例えば、木目がプリントされたシートフローリングや、ビニールクロス(壁紙)などです。これらは施工直後の「新品の状態」が最も美しく、そこからは時間の経過とともに汚れたり、剥がれたりして「劣化」の一途をたどります。

 

一方で、私たちが輸入リノベーションで提案する欧米の建材——例えば無垢のオーク材、真鍮(ブラス)のドアノブ、ドライウォール(塗装壁)などは、時間の捉え方がまったく異なります。

 

  • ・無垢フローリング:住む人が歩くほどに油分が馴染み、あめ色へと深まっていきます。
  • ・真鍮の金物:空気に触れることで酸化し、渋みのあるアンティークゴールドへと育ちます。

 

これを欧米では「Patina(パティーナ=経年美化)」と呼び、古くなることをポジティブな価値として愛でる文化があります。
10年、20年と住み継ぐ中で、家がただ古くなるのではなく、ヴィンテージ家具のように風格を増していく。これこそが、輸入住宅リモデルの真の価値です。

 

輸入建材(無垢床・真鍮・塗装壁)が放つ「空気感」の正体
「最近の国産壁紙はプリント技術がすごいから、本物と見分けがつかない」そう仰るリフォーム業者もいますが、果たしてそうでしょうか。
カタログの小さなサンプル写真では似ているかもしれません。しかし、壁一面に貼ったとき、その違いは歴然とします。

 

1. 光の反射と陰影
一般的なビニールクロスは表面が均一なため、照明を当てるとペッタリとした人工的な反射をします。一方、輸入紙クロスやドライウォール(塗装仕上)は、素材自体が呼吸するかのような微細な凹凸を持っています。照明の光を柔らかく吸い込み、美しい陰影(グラデーション)を生み出すのです。

 

2. 素材の「温度」と「質量」
手で触れたとき、本物の木や石には温かみや冷たさといった「素材の温度」がありますが、プリント建材にはそれがありません。
感性の鋭い方が、海外のクラシックホテルや歴史ある邸宅に入った瞬間に感じる「何かが違う、心地よい空気感」。
その正体は、こうした素材ひとつひとつが持つ「本物の質量」の集積なのです。

 

なぜ、多くのリフォーム会社は輸入建材の施工を嫌がるのか?
これほど魅力的な輸入建材ですが、日本で採用する業者が少ないのには明確な理由があります。
それは、「施工が非常に難しく、高い技術力が求められるから」です。
国産の工業製品は「誰でも早く、均一に施工できること」を最優先に作られています。
対して輸入建材は、素材そのものの個体差があったり、日本の高温多湿な気候に合わせて調整が必要だったりと、扱う職人に高度な技術と経験を要求します。
「無垢材は反りが出るからクレームになりやすい」「輸入クロスは下地処理に時間がかかりすぎて採算が合わない」
効率を重視する一般的なリフォーム現場では、これらは「デメリット」とみなされます。
しかし、BETTER HOMEでは、その手間を「愛着を育てるための必要なプロセス」と考えています。
下地処理から仕上げまで、時間をかけて丁寧に施工することで、工業製品にはない「人の手」の温もりが宿る空間を実現します。

 

メンテナンスさえ愛おしい。「本物」を求める方へ
もちろん、本物の素材はメンテナンスが必要なこともあります。無垢床にワインをこぼせばシミになるかもしれませんし、塗り壁に乾燥によるヒビが入ることもあるでしょう。

 

しかし、そのシミさえも「あの時のホームパーティーの思い出」として愛せるような、おおらかな豊かさが輸入住宅にはあります。
もし傷が気になれば、削って直したり、上から塗り直したりして、手を加えながら永く住み続けることができます。

 

カタログスペックの「機能性」ではなく、五感に響く「美しさ」を。使い捨てではなく、孫の代まで受け継げる「資産」を。
もしあなたが、今の日本の住宅標準に違和感をお持ちなら、ぜひ一度、BETTER HOMEへご相談ください。
写真だけでは伝わらない「本物の質感」を、その目と手で確かめていただけるはずです。